今回は、そのしょうぶ学園で行われている独創的なものづくりについてご紹介します。
鹿児島市吉野町にある知的障がい者の支援施設、しょうぶ学園。
緑のトンネルを抜けると、そこには蕎麦屋さん、パン屋さん、カフェがありゆったりとした時間が流れています。
園内には小川も流れていて、癒されます。散歩するだけも楽しいところです。
ツリーハウスの上で食事をする人園内で暮らすロバと触れ合う人
年間1万人もが訪れるここで暮らす人、通っている人、働いている人、外から遊びに来た人、それぞれが混じり合い、互いを隔てるものがありません。
そのしょうぶ学園で行われている独創的なものづくりが人々の心を捉え、注目を集めています。
しょうぶ学園のクラフトショップに並ぶ作品しょうぶ学園のクラフトショップに並ぶ作品障がいを持つ人たちが生み出す作品世界。
最先端のファッション誌を飾り、全国屈指の美術館や海外での展示会に呼ばれています。
彼らの生み出すアートは、いったいどのようにして生まれるのかその制作現場「工房しょうぶ」に入らせていただきました。
学園には、布、木、土、和紙などの工房があり、それぞれが自らの個性を発揮できる工房に通っています。
活動時間は毎日、5時間
この人は、アクリル絵の具で布いっぱいにひたすら筆を動かしています。
力強いタッチと色使いに圧倒されます。
「疲れないかと心配になるほど、いつも熱中されています」と職員さん…
絵画工房の濱田幹雄さんと支援スタッフ与えられた制作プログラムはありません。
一人ひとりが、内から湧き上がってくる自由な想像力で手を動かしています。
描く世界は、どれもユニークで個性的。ひとつとして同じものがありません。
かつてしょうぶ学園でも、既成品の下請けを担っていた時期がありました。
しかし、一定の時間内に与えられた作業を間違いなく、こなすことが苦手な人たちが多くいました。
そこで、思い切って下請けの仕事を廃止。「与えられる」から「創り出す」ものづくりへの転換を図ったのです。
自ら糸を選び、色を決め、作品を作るすると、今まで気づかなかった一人ひとりの個性と才能が開花し始めました。
この人は大きな布に刺繍するのが好き自由な創作活動によって生み出される作品は驚くほどみずみずしく、人々の心に響いてゆきました。
次回は創作活動からどんな作品が生み出されているのかご紹介します。
天使たちが結んだ出会いものがたり「工房しょうぶ」を 訪ねてシリーズ2 >>
天使たちが結んだ出会いものがたり「工房しょうぶ」を 訪ねてシリーズ3 >>
■ Omni House(クラフトショップ、地域交流アートスペース)
open 10:00~17:00
close 月・火曜日(水~日オープン)
■ Sギャラリー(障がい者の芸術活動をサポートするアートギャラリー)
open 10:00~17:00
■ パン・菓子・ポンピ堂
open 11:00~16:00
close 月・火曜日(水~日オープン)
■ カフェ&パスタOtafuku
open 11:00~17:00
close 月・火曜日(水~日オープン)
■ そば屋凡太
open 11:00~15:00
close 月・火曜日(水~日オープン)
投稿 工房しょうぶを訪ねて①障がい者施設・しょうぶ学園全体がアート空間 は てのん(かごしま・人ものがたり) に最初に表示されました。
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